Tokyoから世界を眺めてみる

外資系で働くサラリーマン。個人投資家。数年以内にアーリーリタイアするのが目標。経済的自由はほぼ達成しています。インデックス50%、不人気株50%のシーゲル流ポートフォリオで年率4.5%の利回りを目指しています。

毎日毎日ずるずる株価が下落しておりますが、持ち株の時価総額を計算していると精神衛生上あまりよくないですね。どうせならドーンと底値まで落ちて欲しいものです。そうすればバーゲンハンティングでたっぷり買い込めるので。

今は明日はもっと安く買えるかな?っていう感じなんでバリュー投資をしている人には買いづらい展開かもしれません。デジタル家電の値段が下がり続けているので買い控えが起こるような感じで。

日経平均にしても、香港にしてもインドにしてもPERベースで見ると先日のピーク時の値でもそんなに高くないと思ってました。株価が長年の割安状態からようやく通常の評価に戻ってきて、これから割高になってくるという節目を前にしてまた割安に戻っているという印象があります。

それにしてもバーナンキさんは大丈夫なんでしょうか?もう少し分かりにくい言葉で話してもらった方が振り回されなくてすみそうですが。

何か今回ははめられた感があるし、インサイダー取引には当てはまると言えば当てはまるんでしょうが、村上氏がインサイダー取引と認識して株を買ってたとは思えません。ライブドアがTOBを仕掛けるずっと前からニッポン放送とフジテレビのいびつな資本関係は投資家の中では話題でしたし、村上氏が買っていたのも有名ですしね。

罪は罪としてしっかり償って欲しいですが、日本の企業のコーポレートガバナンスが今後は心配です。村上氏の逮捕によって今まで狙われていた「ぬるま湯経営者」が経営する会社はさぞ安心していることでしょう。日本は系列資本が入っていたり、株式の持ち合いが多かったり、配当が少なかったり、不要な内部留保を持っている企業が多かったり、どちらかというと企業のマネージメント後進国だと思いますが、今後他の先進国に追いつくのはますます難しいでしょうね。

GooのRSSリーダーを使っていろんなブログを見てますが、最近の株安もあってか、株系のブログの元気がなくなっているように思えます。4月までの勢いが完全になくなってますね。

僕も目先の株価に一喜一憂しないようにしてますが、年初からの利益の半分が5月に吹き飛んだので、さすがに5月は決算をする気になれませんでした。これからは気を取り直して、バーゲンハンティングに取り組んでいきます。

とりあえずは中国の銀行に興味があるので研究するつもりです。今のところ中国銀行よりは建設銀行、交通銀行の方が割安感があっていいのかなっと思っています。あと、HSBCやCity Bankなんかの世界的な金融機関もいいですね。人間が生きている限り、いつまでもビジネスが続く気がするので。さて、気を取り直して6月もがんばりましょう。


先日、僕が利用している香港の証券会社、TISCO証券香港からRetail業務停止の案内がきました。これからどんどん活用しようと思っていただけに残念です。

業務は新しい証券会社に移行される予定らしいので、今後も取引は継続できそうです。

メールやWebでの案内文を見ると新しい証券会社でも日本語サービスを検討しているようですね。ただこれははっきり言っていらないでしょう。日本語化する証券会社側の負担も小さいものではないと思いますし、そもそも日本語しか出来ない人が海外の証券会社を使って投資するのは情報収集という面においても無理があります。

僕がTISCO証券を選んだのはアジア株の取り扱い範囲が大きいという点で、今年の夏からはインド株も取り扱う予定と聞いていたので非常に楽しみにしていたjので非常に残念です。業務を引き継ぐ証券会社がどこになるかまだ決まっていないようですが、連絡が来るまでしばらく待ちたいと思います。

ここ数日メディアでは村上ファンドで賑わってますが、やっぱり逮捕されるんでしょうねぇ。まさに出る杭は打たれるって感じです。個人的にインサイダー取り引きに該当する取引を行っている人は星の数ほどいると思います。有名な人を何人か目をつけて、家族や親戚、友人まで徹底的に調べれば規模の大小はともかく不透明な取引はいくらでもは見つかるでしょう。

もし村上氏が逮捕された場合、日本企業の経営に関する影響が心配です。コーポレートガバナンスは確実に甘くなるでしょう。日本の企業の取締役は経営者ではなく社員の延長のような人が多いですからね。経営のことをほとんど分かっていないし、自分の立場をわきまえている人もほとんどいない。ここ最近の株主重視の経営も縮小傾向になるでしょうね。

村上氏は株主という立場から会社にプレッシャーを与え、日本企業のコーポレートガバナンス向上に非常に大きな成果をあげていたと思います。ただその株主という立場を不当に入手していたのであればそれは残念ですね。

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