今回香港旅行のついでに香港上海銀行(以下、HSBC)で口座を開設してきました。HSBCは米シティバンクに継ぐ規模を誇る世界最大の金融グループの一つです。本拠地はロンドンで、大英帝国の植民地銀行のような役目で上海や香港に進出して規模を拡大していきました。上海については中国政府の政策などもあり、縮小しているようです。

HSBC夜HSBCは香港の金融地区中環(セントラル)の象徴的建物です。夜になると派手にライトアップされ、独特の概観をしているためカニビルなどと呼ばれたりします。




香港には中央銀行(日本でいう日銀)がありませんので3つの銀行が発券銀行となっておりHSBCはその一つです。その他の2行はスタンダードチャータード銀行と中国銀行です。

今回は金融機関としての信頼性や口座の開設の行ないやすさでHSBCに口座を開くことにしました。口座を開く理由は香港が配当や利益に税金がかからないということと、金融が非常に発達していて投資商品が豊富ということです。

口座開設にあたって必要な書類は下記の通りです。

1.パスポート
2.住所が確認できるもの(国際免許証等)
3.バンクリファレンス(英文の銀行残高証明書)

3のバンクリファレンスについてはいらない場合も多いですが私の場合は確認されましたので念のため持っていっておいた方がよいでしょう。銀行で数百円の手数料で作成してもらえます。

HSBCエレベーター1Fから2Fはこのように吹き抜けになっていて外に丸出し状態です。この長いエレベーターを上ると直接3Fのフロアに行くことができます。3Fが通常の銀行でいう窓口業務を行なうフロアですね。エレベーターを上りきったところに数台のATMがあって、右に曲がるとお金を預け入れたりできる窓口が、左には口座開設や資産運用の相談が出来るブースがあります。私は口座開設が目的なので近くに立っていた担当者にその旨を伝えてブースに案内されました。予断ですがもう1フロア上がると5Fになり、そこは富裕層向けのプレミア口座専用のフロアです。ちょっと豪華な雰囲気です。


ブースに案内されると今回開設するパワーバンテージ口座の英語での説明とパスポートなどの身分確認とアンケートシートの記入を行ないます。日本人の訪問者が多いのかアンケートシートは日本語で非常にスムーズでした。

その後持ってきたお金を入金窓口で入れて終わりです。HSBCは日本円を直接窓口で香港ドルで預けることができます。いちいち両替していかなくても良いので便利ですね。

HSBCのキャッシュカードは名前が刷り込んでないのでその場で受け取ることができます。このATMカードは一度ATMで使用しないと有効にならないので香港滞在中に必ず一度はATMを通しましょう。私は残高照会を行ないました。

HSBCの口座で何が出来るかなどはまた後日ご報告いたします。